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マイレージ、キャッシュバックを稼ぎにくくなる今、どうすべきか?高還元率K-POWERカードの次を考えていきます。
最近PCオーディオ関連でLinuxベースのVoyageMPDや
UbuntuStudioが取り上げられることが増えてきた。
ビットパーフェクト(bit perfect)再生により、樂曲のデジタル
データをそのままDAC/DDCに伝え解像度の高い音楽再生を目指す。

Windowsでは多くのプログラムがバックグラウンドで
動いており、ASIOやWASAPIといった他のバックグラ
ウンドプログラムからの影響を最小化した構成でない
と、音の品質が悪いらしい。

PuppyLinuxはもともとが軽いプログラムなので、
bit perfect再生するハードルが低いかもしれない。

私の場合、樂曲はWindowsのiTunesで管理している。
Linuxからは/mnt/sdb1/iTunesMedia/music内のサブ
フォルダにアーティスト名のフォルダ、アルバム名
のフォルダとして見ることができる。

うまくいけば
Windows-iTunesでリッピング、アルバム名、曲名管理、
USBブートのPuppyLinuxで樂曲をbit perfect再生
という具合に、管理の容易なWindows、音のいいLinuxという
両方のいいとこ取りをできるはず。Windows側を全くいじら
ないので、起動できなくなるリスクはほとんどない。


音出しはUSB接続のSE-U55GXでPuppyLinuxはドライバ
を入れなくても音を出せる事を確認済み。

1.USBメモリからブートするPuppyLinuxの準備
PuppyをUSBメモリにインストールする記事はここの手順1,3,4,5でOK。
その後のちょっとした変更はここにある。

2.Bit perfect再生用プログラムをUSB Puppy Linux
にインストール

すでにubuntu用にbit perfect再生プログラムaplayexとそのフロントプログラム
Xaplayが公開されている。
http://www.nakata-jp.org/computer/freesoft/aplayex/
からaplayex_1.0.0_i386.deb(32ビット版)をダウン
ロードし、PuppyLinux(私のバージョンは4.31)の
デスクトップの「圧縮/解凍」アイコン上にドロップ
する。
その後パッケージマネージャの機能を利用して
Puppyにインストール。インストール済みパッケージに
aplayex_1.0.0_i386
が表示されればOKだろう。(何故かエラーがでたので
再度インストールした。)

追加:USBにpupylinuxを再インストールしたあとで、
aplayexをインストールしたときにエラーが出なかった方法。
aplayex_1.0.0_i386.deb(32ビット版)をダウン
ロードし、PuppyLinux(私のバージョンは4.31)の
デスクトップの「圧縮/解凍」アイコン上にドロップ
すると、中身のファイル構造が見える。
Xaplayが
/usr/bin/x11/Xaplay
となるようにファイル全体を
/
に展開する。

RoxFilerで/usr/bin/x11/Xaplayを探して、Xaplayを
ドラッグしてデスクトップにショートカットアイコン
を作成。
http://openlab.jp/puppylinux/howto1.html
を読めば、アイコンの変更もできる。

3.BIOS設定 HPET
「Vine MPDを使いこなす(3)「HPET」をオンにする」
http://www.yung.jp/bony/?p=959
にあるように、HPET(High Precision Event Timer)
をONにすると、音が良くなるらしい。PCのマザーボ
ードDP35DPのBIOSにHPETの設定項目があったので、
それをONにした。
また、USBブートできるようにBIOSでUSBブート優先度を
上げておく必要がある。BIOSで変えられないときは、
PLoP Bootmanagerを使うと良い。

4.PuppyLinux側の対応
4.1 HPET対応
PuppyLinuxでHPETを使用するためにはHPET用のオプ
ションを付けて起動する必要がある。
/mnt/home/syslinux.cfgの中の
append initrd=initrd.gz pmedia=usbflashを
append initrd=initrd.gz pmedia=usbflash cloksource=hpetに変更する。

label ubnentry0
menu label Puppy Linux 4.3.1JP-qs3
kernel /vmlinuz
append initrd=/initrd.gz pmedia=usbflash



label ubnentry0
menu label Puppy Linux 4.3.1JP-qs3 hpet
kernel /vmlinuz clocksource=hpet
append initrd=/initrd.gz pmedia=usbflash

に変更する。(謹んで訂正させていただきます。2011年6月12日)

4.2 Puppyイベントマネージャの設定
常駐プログラムをなるべく外すという趣旨で
Puppyイベントマネージャ内のチェックマークを
すべて外す。セッションの保存には0(保存しない)
を入力する。電源自動オフも停止する。
更に突き詰めたい人は
「減量仕様Puppyの作り方」
http://linux.tkvier.com/Entry/27
あたりを参考にしてがんばる手もある。

5.樂曲再生
USBブートでクロックソースをHPETにしたPuppy Linux
を起動する。

Xaplayを起動し、ウィンドウサイズを小さな四角にしておく。

Pmount-ドライブマウンタで樂曲データの入っている
ドライブをマウントする。すると、そのドライブの
ルートディレクトリが開かれるので、フォルダを
次々にクリックしてwavファイルなどの樂曲データの
ある所まで分け入って行く。楽曲ファイル名の少し上
でマウスの左ボタンをクリックしながら再生したいファ
イル群を矩形選択する。選択されたファイル群は反転
表示される。選択された範囲内の行間を除く適切な場所
(例えば左端のヘッドホンマークのどれか)をつかんで、
Xaplayの四角内にドラッグアンドドロップする。
すると選択範囲の上にある曲から順に再生される。

[感想]
PC→SE-U55GX→TimeDomainMini(Fujitsu)という単純な
システムだが、Windows-iTunesに比べて、音の実在感
がすごく上がったように思う。

おまけ1 ギャップレス再生の代用
音が良くなったぶん、樂曲間のギャップで雑音が入るの
が気になる。ライブやクラシックでは興ざめのもと。
この種の音源にはwavファイルの連結が有効。
私はMegaMixerを使用している。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA019612/
http://cosmos22.cocolog-nifty.com/blog/files/MegaMixer.pdf
アルバムを選んで連結すると良いと思う。

おまけ2 曲名の編集
クラシック音楽だとiTunesで自動で取り込まれた曲前は
とんでもなく長い名前になることがある。この場合、実際
のファイル名に反映されないので、曲名を短くしたい。
手動でやると手間がかかるので、キーボードマクロソフト
を使用すると良い。私はHiMacroを使用している。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se421116.html

例1:3文字消して改行するマクロ
HiMacroを起動し、次にiTunesを起動する。
両方が見えるようにウィンドウサイズを調整しておく。
iTunesのプロパティの情報タブで、名前(M)を反転させた
状態でHiMacro「キー記録」を押す
iTunesウィンドウをアクティブにして、Homeキーを押す
とカーソルが名前(M)の先頭に移動する。
Deleteキーを3個押すと先頭の3文字が消える。
Altキーを押しながらNキーを押すと改行される。
HiMacro「記録終了」を押す。
1度作ったマクロは名前を作って保存すると次にすぐ使える。

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